大阪市中央区にある真宗大谷派難波別院(南御堂)という寺院をご存知ですか?
今から25年以上前のサラリーマン時代にふと前を通りかかった時に見つけた、今でも忘れられない素敵な言葉をご紹介します。
毎月なのかどうかは分かりませんが、お寺の前に掲示板があって手書きの墨書が標語として貼り出されていました。
引用 Google Map
ここは慌しいオフィス街なので、あまり足を止めて見ている人もいないと思うのですが、私もチラッと見て足早に前を通り過ぎようとした時、ふと書いてある言葉の意味が気になったんです。
その時の言葉は・・・
「なるほどと素直に思える私になりたい」
シンプルな言葉だったのですが、咄嗟に私は「なるほど」とは素直な言葉なのか?
素直な心が無いと「なるほど」って思えないのか?
何となく今まで口にしてきたけど、なるほどって思えることは尊いことなのかな?
瞬間的にそんなことを頭の中で考えました。
そのまま通り過ぎたのですが、なぜか通り過ぎた後も頭から離れませんでした。
例え自分の意見と違っても、他人の意見や考えを頭ごなしに否定すると否定された方の心は気持ちよく居れません。だからそんなときはすべてをそのまま一旦受け止める。
そんな時に「なるほど」という言葉を口にするそうです。
それ自体は肯定でも否定でもなく、一旦すべてを受け入れる。
そういう考えもあるんだなぁと素直に学ぶ心を持っていれば、学べることも沢山あるんじゃないかと思いました。
自分の考えと違っても否定することなく受け止められる人間としての度量を持ちたい。
私も「なるほど」と素直に思える私になりたいと思いました。
それから25年以上たちますが私の口癖になってしまっています。
なるほど~
私の口癖にはそういう理由があったのかと思って頂けると嬉しいです。
最後までお読みいただき有難うございました。感謝
漢仁