漢仁帳

人材育成プロトレーナー漢仁のブログ

新年の目標の立て方について

 

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
年が明けましたね。昨年はコロナで大変な年でした。

 

医療従事者の皆さんは正月返上で感染者の治療を続けて下さってるんですね。
本当に頭が下がります。

 

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新しい年も引き続き感染予防の毎日だと思いますが、私達もめげずに自分に出来ることを精一杯頑張りましょう。


改めてご挨拶させて頂きますが・・・

昨年後半はほとんどブログを更新できずにいたのですが、にもかかわらず、沢山の読者の方に熱い声援を送って頂き心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

本年も引き続き、変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。



新年に立てる目標について


さて新しい年を迎え、毎年お正月に言われる言葉ですが「一年の計は元旦にあり」

皆さんはその言葉通りちゃんと計画を立てられてますか?

 

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私がこれまで人材育成の仕事や企業研修などを通じて知り合ったたくさんの方々は「勿論!新しい年の始まりには必ず計画や目標を立てますよ」と仰る方が多かったように感じます。

ただそんな方々と話していると、共通して仰ることが「計画を立ててもその通りに事が運んだ試しがないですけどね・・・」と、本当に不思議と皆さん口を揃えて同じように仰います。

何故、皆さんが立てた目標や計画はその通りに行かないのでしょうか?

 

それは目標ではなく願望では?


私が見ていて感じることは、その目標って達成してもしなくてもどちらでもいい目標なんじゃないですか?って思える「願望目標」が多いということ。

結果的に目標が達成できればOKだし、達成しなくても頑張ったからこれで良しとしよう!って感じの結果オーライがほとんどです。

中には目標を立ててたことすら忘れる方もいます。

 

その結果を見て、「最初は全然出来なかったけどこんなに出来るようになったんだから大した進歩だよ!また来年頑張ればきっと出来るようになるよ!」という自分を慰めるための自己満足が初めから用意されているような感じです。

 

それで満足される方は良いのですが、あえて厳しく言うならば、そんな目標なら最初から設定しない方がいいです。

目標なんか立てずに伸び伸びとやりたいことをやって、その結果こうなりました!って後から喜ぶ方がよっぽど実りが多いと思います。

 

私はどちらかと言うとこっち派です。

やりたいことをやりたいようにやってコツコツ進んで行く、目標なんて立てずに願望だけをしっかり見据えて今できる事をしつこくやり続ける

 

それが性に合ってるみたいです。

 

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とは言え、お正月なので「どうしても目標を決めたい!」と言う方もいらっしゃると思いますのでお薦めの方法について簡単に書いておきますね。

 

目標設定の9つのポイント


① どうしても叶えたい目標を立てる(目標選び)

好きなことや得意なことの延長線上の目標を設定すると達成し易いようです。夢中になって取り組めることなら飽きてしまうことも少ないですよね。

 

過去記事ですが是非お読み下さい。

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② 具体的に設定する(具現化)

数値目標などの分かり易い目標を掲げるのが良いと思います。達成しそうなのか、まだまだなのか進捗も分かり易いです。

余談ですが、昔、小学生の時に琵琶湖一周校内マラソンというのをやりました。一日に走った距離を足し算していくのですが、目標は琵琶湖一周分の距離です。

滋賀県の琵琶湖全域の白地図に色鉛筆で進捗を塗りつぶしていくのですが、足し算と塗り絵が楽しくて走るのが苦じゃなくなりました。

 

毎日どれだけやればどうなるのか、結果が見えて来ると行動に拍車が掛かります

 

③ その目標を達成したらどうなるのか?(望む変化)

具体的に目標を達成した瞬間の映像が思い描けるほど明確にする。

その頭に描いた映像がワクワクを掻き立てるそうです。

 

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分かり易く言うと、ハワイに行きたい!ではなく、ワイキキビーチでサーフィンしたい!そしてその姿を彼女に見せたい!そしてあなたを見ている彼女の目がハート型になってる姿を想像して下さい。

サーフィンを終えたあなたと彼女はそのまま美しい夕焼けの中で愛を語り合うんです。

 

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その姿まで想像できて尚且つどんな会話をするかというところまで頭で描けるとその妄想は現実にすることが出来ます。

  

④ なぜその目標を達成したいのか理由を明確にする(動機付け)

結構大事なことですが、動機(自分を突き動かす理由)を明確にしておくと途中で「俺何でこんなことしてるんだろう?」と言うことがなくなります。

  

横槍が入っても、動機が明確だと脇目も振らず突き進めます。

あなたを邪魔する突発的な出来事や誘惑に対しても、そのことが自分にとって必要な事なのか、それとも不要な事なのか判断も付きやすくなります。

 

ダイエットの目標を立てる時も、あと何キロ落としたいかとか、痩せて何キロになりたいかではなく、痩せた時にどうなってるのかその姿を思い描き、なぜそうなりたいのかを明確にしておくとくじけそうになった時に踏ん張れます。

 

⑤ 期限を決める(制限を設ける)

締め切り間近って焦りますよね。それを利用しましょう。

あと〇日しかない!と思えばラストスパートも頑張れると思います。


ただギリギリまで動かない人っていますよね・・・

そういう人には締め切りが逆効果になることがあります。

「まだ何日も時間があるから大丈夫!」って思ってしまうんです。

 

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そういう人には進捗管理目標か、短期、中期、長期と段階設定の目標を掲げることをお奨めします。

 

⑥ その目標を紙に書いて見えるところに貼っておく(視覚化)


トイレの壁に目標設定を貼ってる方は割りといらっしゃいます。

毎日見えるところに貼るのが効果的です。

出来れば見た時に声に出して読むと効果倍増ですよ。

 


⑦ その目標を第三者に公表する(コミットメント)

「私、実は○○に挑戦してるんです。〇月〇日にその成果をお見せしますからスケジュールを開けておいて下さいね」ぐらいの公表をしておけば、やらざるを得ないと思います。

 

他には「今年のゴールデンウイークは家族全員をグアム旅行に連れて行く!」という目標なら、旅行会社を調べて先に申し込みをしてしまうのも期限を設けるのと、申し込んでしまったという事実に後押しされて何が何でも行かなきゃ!って気持ちになりますよね。

 

⑧ 途中経過や進捗状況を記録する(進捗管理)

いま目標に対して、どこまで進んでいるのか?どういう時に効果的に取り組めて、どういう状態の時に進まないのか?

記録をするということは進捗に対し常に向き合うということなので、例え進捗が思わしくなくても現状を把握する上で非常に役に立ちます。

 

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⑨ 途中で燃料補給をする。(微調整や軌道修正をする)

 

同じ作業をずっと続けるルーティンワークなら作業のスピードや精度を高めるだけで目標に近づく事は出来ると思いますが、途中でやり方を微調整したり、間違いを正さなくてはならないシーンに出会うこともあります。

 

間違った方法で頑張っても効果が上がらないことが多いですよね。

なので出来るだけ早く、進め方そのものを見直すことも必要です。

 

 

恐らくこの9つの手順通りに設定していけば目標はクリアできると思います。

 

私もこのブログについて、目標と言うか宣言をしておきますと、現在気が向いた時だけ書いている記事を週一ぐらいまで更新(記事投稿)頻度を高めることにします。

 

毎日書いてる人からすれば生温いでしょうが私にはかなりハードな決め事になります。

 

たまに長文の記事も書きますが、更新頻度を高める分、約1000文字程度の文章に徹して書きたいと思います。

 

宣言したからには有言実行でなければ恥ずかしいし、周りからも「あれ今週ブログ更新した?週一で更新するって言ってなかったっけ⁉」などと言って貰えます。

 

勿論言われる前にやるのがいいのですが、人間元々大多数の人が自分に対しては甘いので、出来ない言い訳を用意するのが上手な人には周りの目も効果的な対策になります。

 

上述の目標設定で大切なことをもう1つ付け加えると、「やり方が分からない場合は教えてもらう」ことが大事です。


自分で調べることはとても大切なことでそうやって理解を深めて行くことで地力を付けて行くことも出来ます

 

でも出来ない人はそこで躓いてしまいます。

 

「頑張ったけどダメだった」って言い訳もそこで出て来ることが多いので、諦めないためにも出来る人にすぐに聞きましょう。

 

「私いまここでつまづいてるんだけどどうすればいいか分かりますか?」

人に教えてもらうことを躊躇って時間だけが過ぎて行くことや、自分には無理かもしれないという弱気な心に支配されて諦めてしまうケースも少なくありません。

 

この新しい年に皆さんが目標を立てようと思われているなら、先ずは目標を決める事よりも先に何を成し遂げたいのかを明確にし、それをどのようにして実現させるのかを考えることが先決だと思います。

 

皆さんにとって新しい年が実り多い一年になることを心から祈念致しております。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

最後までお読み頂き有り難うございました。感謝

漢仁

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