漢仁帳

人材育成プロトレーナー漢仁のブログ

先延ばし癖の対策

先延ばし癖の対策

おはようございます。漢仁です。

 

今日は私が30年ほど前に学んだ「時間管理」の中にある「先延ばし癖の対策」についてお話したいと思います。

 

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締め切りや期限の効能
 

元々、私達人間は「ゆったり」とか「のんびり」な気分の時に心が落ち着くようにできています。

 

安らぎって言うのでしょうか・・・

 

慌てて何かをしなくちゃいけないとか、期限を設けられてる中ではどうしても追い立てられている気がして落ち着かないですよね。

 

その追い立てられる感覚を目標設定の中に取り入れたのが【締め切りや期限を決める】という作戦で、皆さんもこれまでに散々追いやられて育って来られたことと思います。

 

夏休みの宿題の提出期限、漢字テストの制限時間、スポーツ等も試合時間が決まっているものもありますよね。

 

時間的な制限を設ける目的は私たちを慌てさせるためです(笑)

 

駆り立てるって言うか、お尻を叩くと言うか・・・

 

意地悪に聞こえますが、のんびりしてたら出来ないことも時間的な制限を設けられると「時間の中でどれだけ出来るか?」という気持ちになり「時間の中で精一杯やろう!」という気持ちに自然とシフトするから不思議です。

 

「よーいどん!」って魔法の言葉があるぐらい馴染みがありますね。

 

私、少年サッカーの指導者をしていた経験があるんですが、子ども達にダラダラしないですぐに取り掛かって欲しい時に「よーいどん!」って声を掛けてましたね(笑)

 

そうすると子どもたちは競い合って我先に行動してくれます。

もう条件反射的です。

 

世の中には「今すぐ何かを始めなさい!」とか「思い立ったら即行動!」のように、今すぐ行動することを促す本がたくさん発売されています。

  

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

  • 作者:藤由 達藏
  • 発売日: 2015/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

「すぐやる! 」技術

「すぐやる! 」技術

  • 作者:久米 信行
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 単行本
 

 

人から促されお尻を叩かれないと動けない人は、そういう本を読んで実際に行動する経験をしてみると良いと思います。

 

先送り人生から抜け出すには10秒あれば充分っていう本もあります。

 

でも中には、やろうと決めた時には猪突猛進、やり出したら誰が止めても聞かない位に猛烈に突き進む行動力があるのに、なかなかスイッチが入らない人も居ます。

 

私もそんな感じです。

 

やり方が分かることや、簡単に出来る事、すぐにやりたい!って思うことは元来の「せっかち」な性格のためにモタモタするのを嫌います。

 

そんな性格なのに、分からないこと、やったことないこと、上手くいく自信が無いことに対しては凄く慎重になります。

 

誰でもそういうところってありますよね。

不安がブレーキを掛けるってやつです。

 

 

すぐやる

それに対して私は、人材育成のトレーニングを生業にしている立場上「悩んでる暇があったら即行動!」と受講される方に対し、すぐに行動するよう促します。

 

社員研修では、ほとんどすべてのカリキュラムが時間と共に構成されていて、予め決めた所要時間通りに進めることで、研修の内容をめりはりの利いた充実したものにすることが出来ますし、受講される方の集中を切らさないよう進行させることも出来ます。

 

研修を予定通りに進め、しかも落としどころ(狙い)に辿り着かせられるようコントロールしながら進めるのはなかなか大変です。

 

 ある時、時間通りに適度な制限を設けながら研修を進めていると「自分はそういう性格じゃないんで無理です。よく考えて失敗しないようにしてからじゃないと行動するのが嫌なんです」と言う人が居ました。

 

私も同じ性格なので「わかるなぁ、その気持ち」と内心思いながら「失敗してもいいからすぐにやって下さい。今は思ったことをすぐに行動に移す練習の時間なんです」と説明しやってもらいます。

 

全員に同じことをして貰う研修の場では、甘えは許されません。

 

中にはやりたくない人も居てるというのは承知の上です。

 

でも、やったからこそ分かるっていう「体験から学ぶ」ということも必ずあると思うので、とにかくやって貰わなければ始まりません。

 

出来ないことを恐れずにとにかくやってみることが大切だと思います。

経験に勝る学びなし。

 

 

優先順位

自分ひとりでいる時に、優先順位って付けますよね。

 

「今日はこれとこれをしなくっちゃ・・・」って思いながら行動してる時に、更に大切なことを思い出す時って無いですか?

 

「あっ!あれもしなくっちゃ!」ってやらなければいけない事が追加されるケース。

 

身体は1つしかありませんので、同時に出来ないことも起こり得ます。

 

例えば、会社への出勤途中、いつもより少し遅く家を出た為に遅刻寸前。

 

電車に間に合わないかも知れないと焦っている時に、駅の駐輪場で自転車のパンクに気が付いたとします。

 

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電車に乗らないと遅刻って状況でパンクの修理って出来ませんよね。

当然優先順位は「電車に乗る」が1番。

 

パンクは帰りに自転車屋さんに持っていくことになると思います。

 

そこで在りがちなのが、帰るまでにパンク修理を忘れてるケース。

 

帰宅途中に駅について自転車にまたがって思い出すんです。

「あっ!パンク修理に出さないといけないの忘れてた!」って・・・

 

 

お薦めの先延ばし対策グッズ

 

そんな時にお薦めしたいのが、私も使ってる「先延ばし手帖」

 

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ボロボロですが・・・

 

私の愛用は「MOLESKINE」中身は方眼でとても書きやすいです。

 

優先順位に漏れた「後回しになったこと」を出来るだけ詳細に書いておきます。

そうすると大切なことを後回しにしても、ちゃんと忘れずに居られます。

 

毎日「今は先にこれをやらないと・・・」って時に、必ず後回しになることってありますよね。

 

後回しにされたことって忘れがちなんです。

 

でも本当は、そういう閃きと言うか、後から咄嗟に浮かんだアイデアが凄く良かったりします。直感を大切にする方はむしろそっちの方を優先させたりもします。

 

この手帖に記したことを忘れずにやることで、止むを得ず後回しにした事そのものも片付くし、自己嫌悪やストレスにもなりません。

 

もちろん後回しにしないに越したことはないんですけど、誰もが必ずやってしまう後回しや先延ばしを、忘れたままにして無駄にしてしまわないことが本当は重要だと思います。

 

最後に、私から皆さんに伝えたいこと3つ。

  • その時にしか出来ないことは後回しにしない。【機会の喪失】
  • 大切なことは後回しにしない。【優先順位の選択ミス】
  • 苦手なことほど先に終わらせる【苦手意識による先送り】

 

先延ばしで決して後悔しないために・・・

私の大好きな歌をお届けします。

 

 

最後までお読み頂き有り難うございます。

感謝。

 

漢仁

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