漢仁帳

人材育成プロトレーナー漢仁のブログ

経験しないとわからない親父の目線

おはようございます。漢仁です。

 

お盆休み以後、久々の土日連休。
週休2日の人は毎週こんな優雅な生活を送ってらっしゃるんですね。

 

今朝、暑くならないうちにと朝早くから庭の草引きをしました。

 

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 愛用の草引き用チェアー

 

日本全国言葉の違いはありますが、西日本は割と草引きって言葉が多いそうです。
関東は草取りでしたっけ・・・

 

名前は今日は置いといて、その草引きの最中に娘が出勤していきました。

 

長女はトリマーなので土日が稼ぎ時です。私が休みの時には出勤するので休日に何かを一緒にするってことはあまりありません。

 

次女は大学生で、学校とバイトと遊びに行く予定のやり繰りで大変多忙のようです。

 

草引きをしていると娘が「行ってきます!」とそそくさと私の横を通り過ぎました。

 

恐らく目線を合わさない態度には「手伝わなくてごめんね」って意味が込められてると親父的には思うのですが、ふと、デジャブーでしたっけ・・・

 

このシーンどこかで見たことがある!っていうやつ。

 

デジャブ(既視感)って言うんですね。デジャブーって伸ばさないのか・・・

ja.wikipedia.org

どこで見たっけ?

 

あっ!俺かぁ・・・

そう言えば私も草引きしてる父や母の横を通り過ぎてよく出掛けてました。

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私の父は(以下親父)休みのたびに出掛ける私に「たまには家の手伝いをしろ!」といつも口癖のように言ってました。

 

忙しいから・・・と断り続けていましたが、今度は家にいる平日の晩御飯のたびに「これから先自分が家庭を持ったら何でも自分でやらないといけなくなるのにやったことがなかったら困るだろ⁉」としつこく「教えてやるから一緒にやろう!」と勧誘してきました。

 

正直、日曜大工仕事(いまはDIYって言う)や草引きなどの雑務なんて教えてもらわなくても出来る自信はありましたし、外出せずに家の仕事を手伝うなんて折角の休みを棒に振るようで「絶対嫌!」って思ってましたね。

 

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最近わかったことですが、草引きってコツがあるんです。

 

雑草の種類によって抜き方を変えないと、根っこが残ったり、葉だけがちぎれたりするんです。

 

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↑ 育ててないのによく育つ雑草たち

 

いまではこの草は15センチほどの深さを土ごと掘り起こして抜くと根を残さずに掘れるとか、この草は無理に抜こうとすると茎の根元から根を残して抜けてしまうとか、経験から分かるようになりました。

でもこれは「やらないと絶対分からないこと」だと思います。

 

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↑ 愛用の草引きグッズ

 

うちの親父が私に教えたかったことはこういう経験から学ぶってことだったんだろなぁってしみじみ思いました。

 

やらないとわからないこと。

 

うちの親父は脳梗塞と急性骨髄性白血病を発症し、抗がん剤の苦しい治療の末に57歳の若さで亡くなりました。

 

www.kanjincho.com

私は今年56歳、そろそろ親父の年齢を迎えようとしています。

 

子どもに教えたいことは山ほどあります。

 

いま死んだら無念だろうなぁ・・・

何も教えてやれなかったなぁって後悔するんだろなぁ・・・

きっと親父もそんな風に思ってたんだろうなぁって思いました。

 

子育ては「順送り」ってよく言いますよね。

 

自分が親になった時、子育てを教えてくれる人なんて傍に居ないから自分が育てられたように子どもを育てる。(子育て連鎖)

 

私も親父と同じことを子どもに言ってるような気がします。

 

先日も何もせずに家でオンラインゲームに夢中の息子に、たまには別のことをして欲しくて言いました。

 

経験に勝る学び無し」ってよく言われる言葉があるんだけど、やらなきゃわからないことって沢山あるよね。

視野を広げる意味でも、何か別のことで夢中になれることも見つけるといいと思うよ!って・・・

 

「こう見えて俺忙しいんだよね~」って息子は言ってました。
俺と同じこと言ってる(笑)

 

子ども達が家庭を持ち、自分に子どもが出来た時、私の言ってたことを思い出してくれることを信じて、伝えたいことはちゃんと伝えて行こうと思います。

 

きっと私の父も同じ気持ちだったと思います。

 

最後までお読み頂き有り難うございました。感謝。

漢仁

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