おはようございます。人材育成トレーナーの漢仁です。
今日は新生活応援フェアではありませんが、新しく働き出すフレッシュな人たちにエールを贈る記事にしてみようと思います。
と同時に、初めて部下を持った中間管理職の方にもお届けしたい内容です。
最後までじっくりお楽しみくださいませ。
一生懸命頑張ったんですけどダメでした・・・
営業マンがよく口にする台詞ですが「そうか・・・残念だったな」って言っている上司はいませんよね?
そういう優しい言葉を掛けてあげるのも「優しい上司」という評判には効果があるのかも知れませんが部下を伸ばす言葉としては少々優し過ぎると思います。
第一声に優しく声を掛けたとしても、その後、何をどう頑張ったのか?ちゃんと聞いてあげて下さいね。
次はどうすればいいか?
部下が次のステップに進むためには「頑張ったけどダメでした」と言ってるその時が、「ここが私の限界です」という自分自身の限界線を勝手に引いてしまっている状態なので、上司はそれを一早く見抜いてその線を消してやらないといけません。
「それで、次はどうするの?」
「これ以上は無理です」って言わさないように一緒に可能性を考えてみて下さい。
行き詰まってる時に背中を押しても前には壁があるので進めません。
壁と思ってることを取り除いてやらないと・・・
「そっかぁ!落ち込んでる場合じゃないのか!次も頑張ろう!」って思えるように切り替えてやらないと・・・
私がまだ右も左も分からない新人営業マンだった頃に、上司から言われた言葉で記憶に残っているものを2つご紹介します。
1つ目は「頑張ってると思ってるのは自分だけだからな!」
これを聞いた時は「そっかぁ!この程度は頑張ってるうちに入らないんだ!」って気づかされましたね。
それと同時に「評価は自分自身がするものではない」という事も学びました。
これは世間一般にもよく言われることなので皆さんも耳タコですよね。
「いいや!俺は頑張ってるし!これ以上どうすればいいんだよ!」って反発する人間は伸びないよ!って教えてあげて下さい。
2つ目は「みんな過去に同じ経験をして、それを乗り越えてきたから今がある」
みんな同じ失敗を経験してきていると思うと「自分のやってることは間違いじゃなかった!」って思えたのと「こういう失敗を繰り返して徐々に成長していくんだなぁ」って失敗を教訓として前向きに捉えられましたね。
上手くいったことも失敗と思えることも、結果は後で分かるし、成果は後からついて来るから、自分は今できることを精一杯やるだけなんですね。
上司や先輩社員はそこをわかった上で付き合ってやらないと・・・
子育てと一緒で、出来ないことを叱っても出来るようにはなりません。
なので、やり方を教えたら先ずは自分でやらせてみて、出来なかったら更に工夫をさせて、自分自身の力で出来るまでやらせて下さい。
難しいことを成し遂げた時には、思いっきり褒めることも忘れずに。
部下が若い頃を振り返った時に「あの頃は調子に乗ってたなぁ」って思えるほど、上司が手のひらの上で転がすことが出来たら部下もどんどん成長していくと思います。
創業当初からその流れが出来ている会社は、部下が自分が上司になった時に自分が育てられたように部下を育てます。
良い流れは引き継がれていくものです。
出来る社員にすべて任せてしまうのではなく、その事をみんなで知識として共有することで良い会社にしていくことができます。
進むべき方向を明らかにしてやると進むスピードもアップするし、方向性も目的もブレません。
会社は器で、人が中身。
美味しい料理は器でなく、中身で決まります。
部下を持ったら「 素材の良さを引き出す」のが調理人(上司)の仕事ですよね。
よろしければ、この記事を悩める新人君にシェアしてあげて下さいね。
凹むのはまだ早いよ~!
今朝の読書はこの辺にしておきます。
最後までお読みいただき有難うございました。感謝
漢仁