漢仁帳

人材育成プロトレーナー漢仁のブログ

他人に与えた笑顔の量で自分の人生の幸せレベルが決まるとしたら

みなさん、おはようございます。漢仁です。

 

随分久しぶりで申し訳ございませんが、一筆入魂でこの1記事に全力を注ぐってことでお許しください。

 

今日のお話は自分に置き換えて、自分の場合どうするかなぁって考えながら読んで頂けると面白いかも知れません。

 

突然ですが、皆さんの身近なところに赤ちゃんはいますか?

 

赤ちゃんの微笑みのことを「エンジェルスマイル」っていうそうなんですが、納得ですよね。

 

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その笑顔を見たすべての人を同じように笑顔にすることができる究極の笑顔だと私は思っています。

 

私も我が子の笑顔に何度も癒されました。

 

今は大きくなったのでそれほど威力は無くなりましたが・・・

 

仕事柄、セミナーを受講される方がどういう性格をされているのか、普段からどんな考え方で人と接しておられるのか、普段の会話や何気ない行動から判断することが多いのですが、時々見ていて気になるのが「笑顔がない人」が多いということ。

 

緊張されてるとか、元来人見知りな性格だとか、何らかの理由があるとしたら、打ち解ければ段々笑顔も出て来るのでしょうが、最初から最後まで全然笑顔を見せて貰えないこともあります。

 

「笑顔で人と接する」ということがその人の持つ能力だとすると皆さん随分損してるなぁと思います。

 

第一印象で「取っ付き難い」と判断されるか、「人当たりが良さそう」と判断されるかで今後の展開や迎える局面が変わって来ると思うのですが如何でしょうか?

 

皆さんはどう思います?

 

セミナーや数々のトレーニングの中には、コミュニケーションを扱うものが沢山あるので笑顔で人と接することが出来るというのは円滑なコミュニケーションのためには非常に大切な能力だと思います。

 

セミナーの冒頭で「受講の際の注意事項」を必ずお話して皆さんの承認を得てからセミナーを開始するのですが、その中に「自ら進んで積極的に受講する」という共通ルールを設けてます。

 

わざわざ挙手して頂いて共通ルールを承認して頂いたことを確認します。

 

「それでは今から皆さんに自己紹介をして頂きます」

「誰からお願いしようかな・・・」

 

この時点で先ほどの約束は吹っ飛びます。

 

下を向く人、視線をそらす人、独り言を言う人・・・

 

「さっき積極的に自ら進んで受講するって約束したのになぁ~」

「どなたからいきましょう?」

 

2回目聞くと意を決して「はい!」と手が上がる。

 

意を決してというか、最初に手を挙げると張り切ってると思われるのが照れ臭いというのが本当なんですけどね。

 

本当は自分の自己紹介を一番に聞いて欲しかったんですけど・・・

 

「神奈川県横須賀市から参りました○○です。証券会社で営業管理職をしております。趣味は読書と渓流釣りです。家族は妻と3人の子どもがおります。こういうセミナーに参加するのは久しぶりなので少々緊張しておりますが、今日一日よろしくお願いします」

 

だいたいこんな感じでスタートすると右倣えで皆さん同じような事を言います。

 

ここで修正をお願いするとしょっぱなの○○さんがダメ出しされたと思われるので、

「○○さん積極的に自己紹介を頂き有り難うございました」と一旦締める。

 

「ところで突然なんですが、皆さんは自己紹介をする時に何に気を付けて自分のことをご紹介されてますか?

 

「私のセミナーでは折角自分のことをちゃんと相手に伝えようとして話して下さったことが誰の記憶にも全く残っていないなんてことがないように、聞いた人の印象に残る自己紹介をして頂くことにしています。

 

「相手の記憶に残る自己紹介」ですね。

 

「トップバッターの○○さんにはあとで追加でもう一度最後の締めをお願いするとして、次の方からは誰も知らない自分の話や、過去にあった驚きの体験などを加えて、聞いてる方の記憶に残る自己紹介をお願いできますか?

 

「二番手はどなたにお願いしようかな?」

 

こんな感じで自己紹介をして頂くんですが、聞いてる方も驚くお話が沢山出て来るので興味津々で、且つ、意識しなくてもその人と聞いたお話を紐づけて記憶に残していく作業が勝手に行われてるので、自然と印象に残ってるんですよね。

 

さらに、自己紹介の内容が深くなることで開示が進み、どういう人と一緒に居てるのか素性が明らかになって来ることで信頼を伴う連帯感みたいなものが勝手に出来て来るから不思議です。

 

さて、その自己紹介の時にも少なからず差が出るのですが、話の内容もさることながら「笑顔」で話をされている方とそうでない方

 

その後の休憩時間や、セミナーが進んでくるにつれ周りからの関わり方に違いが出て来るんですね。

 

自分では気づいていない人もいるのですが、私のイメージでは、相手を受け入れる準備が出来ている人は両手を広げているウエルカムの状態。

 

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逆に自分の領域に足を踏み入れて欲しくない、言い換えれば、相手を拒絶する態度の人は腕組みでノーエントリーな状態なんですね。

 

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どちらの状態が笑顔な状態だと思います?

 

そういったセミナーの場だけでなく、日常生活においても人付き合いが苦手という方は沢山います。

 

誰とでも円滑なコミュニケーションを図れるという方の方が少ないかも知れません。

 

ただそれが「笑顔」で接することが出来るかどうかという点だけに関して言えば「それぐらいなら出来る」という方も多いのではないでしょうか?

 

この記事の最初の方に「皆さん随分損をしてるなぁ」と書きましたが、それは皆さん知らず知らずのうちに「自分でバリアを張って周りの人を寄せ付けないように腕組みをして怖い顔をしてますよ」という意味です。

 

私はそういう性格なんですと言う人もいますが、性格じゃなくていままでの習慣がそういう習慣だっただけなので変えればいいと思います。

 

生まれつきエンジェルスマイルで生まれてきたあなたが、大人になったいま腕組みして怖い顔しているのは性格ではありません。

 

時代と共にコミュニケーションの質も変わって来てるのもありますけどね・・・

私のおかんと娘の話です。

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私の個人的な思いというか願いなのですが、死ぬときは「楽しかったなぁ」「みんな有り難うね」って笑顔で安らかに逝きたいって思ってるんです。

 

そして周りの人からは

あの人いつも笑顔だったなぁ・・・

あの人の人生楽しそうだったなぁ・・・

お父さんいつも楽しそうだったね・・・

人生一度きりだから楽しまないと損だよなぁ・・・

 

そんな影響を周りに与えられる人になりたいですね。

 

エンジェルスマイル。周りに素晴らしい影響を与えてますよね。

実際には、生まれた瞬間は「おんぎゃー」って泣いてるんですけどね(笑)

死ぬ時は笑顔で死にたいって思ってます。

 

笑顔は自分では見えません。

 

もし笑顔が自分以外の誰かのためにあるとしたら、いつも誰かに笑顔を届けてあげたいですよね。

 

その方が相手も朗らかでいられるし・・・

 

笑顔って相手のために、与えるためにあるのかも知れませんね。

 

辛いこと悲しいこと苦しいことが沢山ある世の中で、笑顔がそれらを乗り越える力になってくれると信じています

 

「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」ってウイリアムジェームズは言ってましたね。

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、先日の熊本を中心とする九州北部豪雨の被災地で床上浸水の被害で家財道具のほとんどを流された家で、一生懸命後片付けをするお父さんの一言に胸を打たれたからなんです。

 

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出典:毎日新聞

 

「それでも笑顔で生きていかないと亡くなった人たちに申し訳がない」

 

mainichi.jp

こんな時に笑顔になれるか!って言いたくなる状況なのに、負けずに頑張る人の姿を見て私も負けずに笑顔でいたいと思いました。

 

まさに笑顔に勇気を与えられた瞬間でした。

 

最後までお読み頂き有り難うございました。感謝。

漢仁

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