おはようございます。漢仁です。
数年前「~の品格」って言葉がよく使われてましたね。
品格と聞いて、みなさんは何を思い出します?
「国家の品格」
「ハケンの品格」
「女性の品格」
「親の品格」・・・・などなど
私は、30年ほど前に手にした書籍で「修身教授録」という本を読んだ時のことを思い出しました。(品格と聞いて本の中身を思い出したってことです)
お時間ある方は是非。
内容については道が逸れそうなので書きませんが、私の中では1位、2位を争う名著だと思っています。
今朝は最近思ったことについて書いてみます。
話が飛び回りますが、5月6日までとされていた緊急事態宣言がさらに1ヶ月ほど延長される見通しですね。
そうなると思ってましたし、個人的には延長して欲しかったのですが・・・
緊急事態宣言が発令され不要不急の外出は控えるようにと言われています。
それについて皆さんは不自由を感じていますか?
いつもは遅くまで営業してくれているお店が早く閉まっていたり、休みじゃない日にお休みになってたり、そういう不便さはあるかも知れませんが、概ね生活には支障が無いレベルの不自由さで済んでいるのではないでしょうか?
勿論、マスクやアルコール除菌液など無くて困っているものもありますけどね・・・
こういう時だから余計に目につくのかも知れませんが「なぜ営業してるの?」と驚くお店があったり「なぜ閉まってるの?」と疑問になるお店があったり・・・
休むのか営業するのか、あくまでも経営判断に任されているので、基準が曖昧で同じ業界なのに休む会社もあれば、通常営業している会社もあるし、全然統一されていませんね。
大勢の人が集まり「クラスター」と呼ばれる感染しやすい環境を作ってしまう場所は、経営状態がどうであれ営業してもらっては困りますよね。
前回の記事で取り上げた「パチンコ店」などがそれです。
「なんでやってるの?」って思ってしまいますよね。
みんな我慢して外出を控えて家の中でじっとしてるのに・・・
記事の中に「娯楽を奪わないで欲しい」って書いてましたけど「はぁ?」と思ってしまいました。それを言うなら「命を奪わないで欲しい」だと思いますが・・・
一方、生活を豊かにしてくれるお店で、開いててくれないと困るのがホームセンターやドラッグストアなどの日常生活に欠かせないものを取り扱ってるお店ですよね。
食材を扱うスーパーマーケットと同じように、日常生活に必要で「必需品」と呼ばれるものを扱っているだけあって営業時間が短縮されるだけでも不便さを感じます。
飲食店も食べ物を提供するだけに最初は営業して欲しいと言われていたのに、今ではクラスターを防ぐために休業を求められたり、営業時間を短縮せざるを得ない状況になっています。
このコロナ騒ぎで儲かるお店と、潰れるお店、言い換えると大ダメージを受ける業界と躍進する業界の勢力図が大きく変わろうとしています。
ビルの清掃業を営んでる友人が、コロナ騒ぎの前まで「ビルのオーナーを紹介して欲しい」と言ってたのに、今は忙し過ぎてお客様を別の会社に流してるって言ってました。
仕事を請けられないほど忙しいなんて・・・
就職が決まっていたとか、大学進学が決まっていたという人たちが、都会で住むところを決めて引っ越してきたのに、仕事がストップしたり学校が始まらないので「一旦田舎に帰ります」って言って帰省する人が多いんだとか・・・
不動産屋さんが不規則な動きに振り回されてました。
あとオフィス街の弁当屋さんが会社が休みなのと、営業していてもテレワークで出社して来ないので弁当が売れないって困ってたけど、弁当の中身を子ども用のおかずに替えて個人宅に宅配するようになったら、毎日注文が殺到して半額にしても売り上げが倍増で人手が足らないって嬉しい悲鳴を上げてました。
個人的に驚いたニュースを2つ。
ダイワハウスのD-roomって賃貸に住んでる人たちの家賃を向こう3か月間猶予してくれて家賃の支払いも後から分割で返済もできるように配慮した大和ハウス工業。
有り難いですよね。バイトで家賃稼いでいる人に仕事休んでくださいって言うのは、即家賃の滞納に繋がるってことですしね・・・
最近のニュースから・・・
日曜日が稼ぎ時のホームセンターですが、日曜日にお客様が集中するので、平日に分散してもらえるよう3密を防ぐ取り組みとして儲かる日曜日をあえて休みにした「ロイヤルホームセンター」
耳にした時はホームセンターが日曜日に休むなんて!ってビックリしました。
そこまで感染防止のために自分たちが出来ることというのを真剣に考えてくれてる企業というのは、社会的な存在意義や企業としての役割、平たく言うと「在り方」みたいなものがちゃんと分かってるんだろうなぁと感心します。
松下幸之助さんが「商いする人間が恥ずかしいことはするな」って仰ってましたが、まさにこういうことで「企業の品格」がわかりますね。
やっとタイトルと繋がった(笑)
私たち消費者も休んでいる間に、しっかりと企業の在り方を見極め、来る未来の社会に必要な企業として受け入れてあげたいですね。
逆に、無くてもいい会社や存在してもらっては困る会社についてもしっかりと判断していく必要が消費者の責任として求められていると私は思っています。
お店が閉まることでネットで買い物をする人も増えていますが、ネットショッピングでは高値転売が横行しているようです。
いまホットケーキミクスが高値で転売されてるとか・・・
品薄感に煽られて飛びついたりしない「賢い消費者」でいたいですね。
みなさんはどう思いますか?
緊急事態宣言が解除になる時には、更なる感染が広まらない工夫がなされていることが条件だと私は思っています。
いま一度、解除後の生活を考えシミュレーションしておく必要がありますね。
あと少し!みんなで力を合わせて乗り越えましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝
漢仁