GReeeeNってバンド知ってますか?
「キセキ」「愛唄」「道」とか出す出す曲全部ヒットしてましたね。
GReeeeNっていうグループは、決してテレビには出ないので有名ですよね。
これだけ売れたらあちらこちらに顔を出し続けて、歌番組で更に有名になる可能性とかもあったかもしれませんよね。なぜ出なかったのかなぁ・・・
調べてみたらTVに出なかった理由について詳しく書かれている記事を発見!
- 作者: 小松成美
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
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ここで話は大きく変わりますが、実は私、血圧が高くて、定期的に薬を出してもらうために診察を受けているんです。
血圧の治療に関しては奥が深いのでここでは触れずに行きますが、かれこれ20年くらいの投薬治療を続けています。
最初に血圧が高いってわかったのは頭が痛くて紅い顔してたから、妻が血圧計持ってきて計ってみたのが最初でした。
父も母も血圧が高かったので遺伝もあると思うのですが、いままで全然そんなことなかったので突然の発症って感じですね。
一度高血圧症と診断されたら、死ぬまで高血圧とは付き合わないといけないと聞いたことがあったので、若干ショックでしたね。
ただ、ちゃんと薬を飲んで血圧と上手に付き合っていれば、血圧を下げることも出来るし、定期的に検診に行けば大丈夫だろうと思ってました。
引っ越しを2回ほど経験しているんですが、住む場所が変わると検診に伺う病院を探したり、常に薬をもらうための診察は続けないといけないので仕事の休みとの兼ね合いが難しかったですね。
薬が無くなりそうだけど仕事が忙しくて病院にいけないなんてことが度々ありました。
今後もずっと通院しないといけないと思うと少々憂鬱ですね。
私がいつも通っている病院についてお話します。
地元では有名な昔からある病院で、N医院と言います。
俗に言う「かかりつけ医」です。
近くの町の大学病院の医師からも先生と言われるほどのベテラン先生で、大学病院で教えていたと言うから、結構凄い先生なんだと思います。
ふだんは自分の病院にいて診察をされてますが、よく流行ってるのか、いつも患者さんでいっぱいです。
何の病気が流行ってるんだろう?って気になりますよね。
あまり混んでると・・・
風邪やインフルエンザが流行る季節になると、病院に入るまでと、中に入って、診察してもらうまでが長く、時間になるまで待てる余裕のある時じゃないと諦めますね。
どんな病院かというと、そこの先生の趣味の部屋みたいなところで、偏った趣味のマンガや絵が飾られています。
こんな絵です。
初めて来た人は「この病院大丈夫なの?」って聞くかも知れません。
ある日、いつものように診察に行って、先生と何気ない会話をしているときに、ふと机の上にあるモノが気になりました。
盾のようなものだったのですが、そこに書いてある字を目を凝らして見てみると・・・
【第51回日本レコード大賞最優秀アルバム賞「塩、コショウ」】と記された銀色に光り輝くCDを埋め込んだ盾が置いてあったんです。
「先生!この盾どうしたんです?」
オークションで買ってきたのかな?とか一瞬頭をよぎりましたが、こんな大切なもの当然オークションに出回る訳もなく・・・
「息子なんです」と先生
「えー!」
診察室に響く私の絶叫・・・
その後小声で「本当に息子さんがGReeeeNのメンバーなんですか?」
ちょっと前にGReeeeNの家族がこの町にいるらしいって噂を妻から聞いていて「へ~!そうなんだ」みたいな会話をしていたのを思い出した。
先生は「趣味でやってた音楽がたまたまヒットしただけだよ」って言ってたけど、やはり国民的な音楽グループになった息子さんの活躍が誇らしげだった。
「やっぱり内緒なんですか?」と聞くと、「本人たちが内緒にしてるから私の口からは言わないけど、ここに来る若い患者さんはみんな私が親父だと知っていると思うよ」って笑って仰ってました。
まさか自分の血圧の先生が・・・
地元のお医者さんなので、この町の人なら誰もが知っている先生がGReeeeNですよ!
でも見掛けは小さくて古~い病院なんですけどね。
そこのお爺ちゃん先生なんでパッとしないのですが、近所の大学病院の先生方も尊敬する実績のあるお医者さんなんで、私は人間的にも尊敬しています。
先生との付き合いはもう結構長いけどそんな話をしたことなかったからびっくり。
まさに小さな町に起こった「キセキ」ですね。
その日の私の血圧が高かったのは言うまでもありません。
ところでうちの親父がまだ若かった頃、息子の自慢ばかりする親父でした。
長男の私が可愛くて仕方なかったのか、呑みに行って酔いつぶれると決まって、お店の人から「お父さんがつぶれてるから迎えに来てあげて!」と電話でお呼びが掛かりました。
その頃、私小学生ですよ・・・
でも子どもの私が父が酔いつぶれた居酒屋に迎えに行くというのも教育上どうかと言うことで、代わりに母が迎えに行ったこともありました。
もうそうなると夫婦喧嘩しながら帰って来るから機嫌が悪いのなんの・・・
息子を自慢したがる親の心境を心理学的に考察すると「自己顕示欲」に該当するようです。
つまりいい車に乗ってるとか、いい時計をしてるとか、それと同じでいい息子を持っているんだぞ!って自慢したいというのに該当するそうだ。
先のgreeeeNの先生は、病院に盾が置いてあったことを見ると、さりげなくではあるが自慢の息子なんだと思う。しかし、先生が自慢しているところを聞いたことが無い。
やはり、その辺は人間的にわきまえて欲求を抑える術を持っている方と、抑えることなど考えたこともない人間との差なのだと思う。
あなたの息子がオリンピックに出場すると決まった時、あなたならどうしますか?
最後までお読みいただき有り難うございました。
漢仁